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ちょっと冷静になれたから、ベストアーティストを再生した。
最悪のステージだ、三人は顔が死んでる。その中で一人、スッキリした顔して踊る彼に無性に腹が立った。
ついて行けないってなんだ。
自分のことを応援してくれたファンも、10年間やってきた事も、10年間一緒にいたメンバーも、全部捨ててまでしてやりたいことがあるのか、それはなんなんだ。
「二人の脱退を止めることができなかった自分はリーダーにはなれない」
こんな事を言っていた中丸くんは、今自分のことを責めているんじゃないか、追い詰められていないだろうか。
一人減り、二人減り、三人目が出てしまった。残された三人の心は、ボロボロになっていないだろうか、KAT-TUNから離れてしまってないだろうか。
KAT-TUNが話してくれないと、私たちは憶測で話すことしかできない。
KAT-TUNが納得してないことをファンが納得できるわけがない。
やっぱり私はまだ受け入れられていない、受け入れなきゃいけないのはわかっているのに。
あの挨拶を聞くたび、あのパフォーマンスを見るたび、なんだかとても胸糞悪い本を読み終えた気分になる。
本を閉じたら、今までいた四人がカッコよく歌って踊る世界に戻れるんじゃないかなって。